久しぶりにぐっすり寝れたような気がした。



悪阻で気分はすぐれないけど、不快感はない。



会社は祝日で休み。
なので、心配した早苗が今日来ると言っていた。











―ピンポーン、ピンポーン



ドアを開けると、時間どおりに来た早苗がいた。



「いらっしゃーい」



『いらっしゃーい、じゃないわよ!心配したんだからっ』



「ご、ごめんね。とりあえず中に入って」



笑顔で迎えたのに、怒りだした早苗をリビングまで招いた。



「コーヒーでいい?」



『ミルクたっぷりね』



「はーい」



注文通り、ミルクをたっぷり煎れて早苗にわたした。



私は林檎ジュースを用意して。