「海・・・?今日な、
流星群見れるんやって!
海、星好きやろ??」
俺は笑いながら言った。
でも、海はずっと黙ったままで頷く事もなかった。





「海・・・?」
俺は心配しなって背を向ける海に抱き着いた。
それにびっくりして、ゆっくり海は俺の服の袖を
優しく握った。









ーーーーーー・・・その間、お互い何もしゃべらなかった。
そんな時、沈黙を破ったのは海やった。


「あのさぁ・・・うちら・・・こうやって一緒にいるけど・・・
前みたいにふざけあったりケンカしたり・・・
出来なくなるんかな?」
海の言ってる意味が理解出来なかった。
今だってそばにいると、遊ぶこともふざけあうことだって出来る。
ずっとそれは変わらない。なのに・・・なんで?


「どういう意味だよ?」
「うちら恋人だよ?なんか・・・
関係が変わっちゃいそうで・・・こわい・・・。
なんかありそうで・・・こわいんやんか・・・。」
海は俺の腕の中で泣いた。
こんなこと思っていたなんて思わんかったから・・・。