「空っちも?ええよ!!
多い方がええしな☆」
陸は満開の笑顔でうちの頭をよしよしと撫でた。



うちはこの感じが好きやわ。
なんかいいしな。
一緒にいて近くにいて・・・
和むって感じやし♪



「おまたせぇ~~♪」
空は元気よく走ってきた。
空は最近彼氏と別れたばっかで、
浮気性なやつだったみたいやし。
その分うちが支えるってなって、うちと陸と空の3人で
帰るようになった。



うちはそのたびに不安やった。
陸はうちよりも、空と話すようになった。
うちが先帰っといて。って言った時でさえも
仲良く帰っていく。
ヤキモチやいてしまうわ・・・。


「陸!!海!!
今日ちょっとさあ、バイトあるから途中まで
やけどいい??」
空は夢のためにお金を稼いでるらしい。
それに・・・空にはうちが陸が好きやって言ったからかな。
わかってくれた。


空が途中までしか帰られないと聞いた陸は一瞬悲しそうな顔をしたのを
見逃さなかった。