数分後。

ひろきが戻ってきた。


「…。」
「ゆうか」
「はいっ!」
「俺ともう一回付き合え」
「ほぇ…?」
「何とぼけた声出してんだよ」
「あたし、振られたんじゃないの?」
「は?馬鹿だろ(笑)」
「だって、ごめんって」
「さっき彼女と別れてきた。別れる前にOKなんて出来ないだろ?」
「ひろき…」

ひろきはあたしの
身体を強引に引き寄せた。


「もう絶対手離さない」
「うん…。」


そして静かに唇を重ねた。