へぇー…。
ひろき彼女出来たんだ…
って、あたしには
もう関係ないよね。
ひろきがあたしの事、
好きとか嘘じゃん
「ひろかず、あたし帰る」
「おいっ」
繋いだ手を離して
あたしは店内を出た。
「ゆうかっ!」
ひろかずはあたしを
追いかけてきた。
「来ないで…」
「やだ。」
「放っといてよ」
「放っとかない」
「……。」
「何で帰んの?」
「だって…」
「ひろき?」
「ち、ちがうよ…?」
「そっか。」
「…うん。」
「家まで送ってく」
「ありがと…」
家に着いてひろかずと
バイバイして部屋に行った。
考えるのは
ひろきのことばかり。
それは一週間
経っても変わらなかった。