当たり前だけどひろきは
追いかけてこなかった。


あたしは公園のベンチに
座って泣き続けた。


恋なんてこんなにも
あっけなく終わるんだ…



あたしはこの時、
涙は枯れないんだって
ことを初めて知った。



付き合って4か月間…。
本当に幸せだった。



ひろきとの思い出を
思い出しながら、
あたしは重い足取りの
まま家へと帰った。