本当に毎日が
恐ろしいくらい
幸せすぎて…。

なんだか
逆に怖かった。


だってあたしは
いつも幸せの後には
不幸がきていたから…。




この日、
たくさんお酒を買って
ひろきの友達の家で
飲み会をしていた。



「…気持ち悪い……」
「飲みすぎたか?」
「うん…吐きそう」
「とりま外行こうぜ」


外に出てひろきは
あたしの背中を
さすってくれた。


「だいぶ楽になったよ。ありがとう」
「じゃあ戻るか」
「うんっ」

部屋に戻って
あたしはおとなしく
ジュースを飲んでた。

ひろきは友達と
騒ぎながら
お酒を飲んでる。


「ゆうかさん」
「え、何?」
「あたしの名前わかります?」
「えっと。優奈ちゃんだよね?」
「はい」