ひろきの部屋は
軽く散らかってて
あたしの好きな
香水の匂いかする。
いかにも男の部屋
って感じだった。
「適当に座って」
「うん」
あたしはなるべく
端にちょこんと座った。
「なに緊張してんの?」
「別に〜」
「心配しなくても何もしないぞ」
「分かってるし」
「…あのさ。」
「ん?」
「…。」
「どうした?ひろきらしくないよ?」
「まぢで好きなんだけど」
「へ?」
「俺と付き合ってくれないか?」
「……いいよ。」
「は?まぢ?」
「うん。」
ひろきはあたしに
抱きついてきた。
「俺まぢ幸せだ…」