あたしの成績は
順調にのびてた!
だからお母さんが
携帯を返してくれた。
ある日の夜、
幼なじみの舞から
メールがきた。
「今大丈夫」
『大丈夫だけど』
「話あるんだよね」
『な−に?』
「彼氏できた」
『まぢ?おめでと誰?』
「ひろきだよ」
ひろき……?
あのひろき………?
別にひろきのことは
好きって訳じゃないし
どうでも良かったはず。
むしろ幼なじみであり
親友である舞に
彼氏が出来たことを
喜ばなきゃいけないのに…。
だけど何だか
胸が痛かった。
「よっ」
久しぶりにひろきから
メールが届いた!