「先輩?…もう時間だし敬多たち探しません?」


「……………。」

また無言?!

いい加減腹立つ!!!



グッ

引っ張られてた手に
力を入れて反発する。


「もう!!なんなんですか!?…言いたいことあるなら言ってくださいよ!!」


「……!!…ちょ、お前」


あまりにも
先輩がしゃべってくれなくて…


無言が怖くて…


でも握られた手は
力強くて
それが余計に切なくさせて…






涙が流れてきた