「なんかあれだな、なっちゃんって神田に似てるよな!」


「やっぱり先輩も思いました?私もそう思ってたんですよ!強引さとかテツ先輩いを尻に敷いてるところとか!」


「はははっ!確かにあいつ尻に敷かれてるな!」



先輩もおんなじこと考えてたんだ、なんか嬉しいかも。まあ、こんだけ行動が同じような感じだったらみんな思うか!



「でも、良かったのか?」


「…?なにがですか?」


「泊まるの。」


「ああ、全然オッケーですよ、それにナツと遊ぶのも久々なんでああ言ってくれて嬉しいです。」


「そっか、ならいいんだけど…。」


けどって、なんか納得いかない感じ?


「あ、先輩嫌でした…?」


「いや全然!俺も優莉と久々遊ぶし嬉しいよ!」


「あ、あっ、そうですか。」


即答すぎてその勢いにビックリした。


「ただ…、この飯と俺を祝ってくれるっていう飯は別にして欲しいかなって思ったり思わなかったり…。」


「へ?」


「いや、なんでもない。」


いやいや、なんでもなくないよこれ!最後の方はゴニョゴニョなってて聞き取りづらかったけど、私の聞き間違いや妄想でなければすごく嬉しいことを言われたよ!?


私はニヤけが止まらなくて照れて早歩きになった先輩を追いかけて、「食べたいもの考えておいてくださいね。」と言ってスーパーの中に入って行った。


その後ろで「聞こえてたのかよ!」とぶーたれていたけど、スルーした。