「ごめん、馴れ馴れしくて…もう呼ばないから…」



「先輩…、大丈夫ですよ、私名前で呼ばれる方が好きです、でも先輩が嫌なら苗字でもどっちでもいいですよ」




本当は無理にでも名前で呼ばせたいくらい先輩に名前で呼ばれたことが嬉しかったけど、先輩があまりにも苦しそうな顔するからいい子ぶっちゃった…



「いいのか?……その…」


「私に遠慮してます?」


「うん、まあ…コレは俺なりのケジメというか…」



やっぱり先輩は私に気を遣ってるんだ…、私がまた勘違いしないようにってことかな?


「いいですよ呼んでも、もう勘違いしたりしませんから」


「いや、ちがっ!」


「あ!降りるとこですよ!」


まだ先輩が話したそうだったけど私たちが降りるバス停に着いたから話を止めて降りた




降りてからも何度か話しかけられたけどさっきの話に戻ることはなくて違う話になった


バスを降りたらすぐにいつもの分かれ道で一旦別れて着替えてからまたここに集まることになった