「あ、あの!なんかお祝いします!」


「へ?いいよいいよ、そんな悪いし」


「いや、お祝いしますよ!当日におめでとうって言えなかったし、なんかしたいです!」


ずっとお祝いしたいって思ってたし、少しでも先輩との繋がりや一緒にいる時間を増やしたくて必死だった


「ふっ、そんなにお祝いしたいの?」



…笑われてしまった///



「じゃあ、またご飯でもご馳走してもらおうかな?」


「え?私が作ったご飯でいいんですか?」


「うん、美味しかったし、優莉の作ったご飯がまた食べたい」



「そんなこと言ってもらえるなんて嬉しいです……って、あの…今…!」



私がそれに気づいた時、先輩も気づいたみたいで口元を押さえて私から目を逸らした


目を逸らしたってことは聞き間違いじゃなかったってこと?

だって今また呼んでくれた


私のこと『優莉』って…