みんなで下駄箱に行き靴を履き替えてると先輩も遅れてやってきた


「よっ!久しぶり」


久々に見た先輩は前にも増してかっこ良く見えるのは私だけかな?


やっぱり会えない時間があると気になったり好きが増えるのは間違ってないと思う



ナツがコソッと「顔ニヤけてるよー」なんて言うから余計に嬉しさが隠せなくなった





ナツが行きたいと言っていたカフェは学校から二駅行ったところにあって、外装も内装も素敵なところだった


しかもカフェなのにカウンター以外は個室というカフェには珍しいスタイル


「やっと来れたー、ずっと優莉とここ来たかったんだぁ」


「そうなの?」


「うん、ここ私の最寄り駅だからいつも帰るとき見ててオープンする前から知ってたの!」


「こいつずっと優莉ちゃんと行きたいってうるさかったよ(笑)俺がいるのにね」


「てっちゃんはいいの!ちょっと黙ってて」


ナツたちっていつもこんなんなのかな?見てて面白い(笑)



「2人の予定が合わなかったの?」


「違いますよー、聞いてくれます?崇哉先輩!優莉たら最近ほとんど学校きてないの!一週間に一回来るか来ないかくらい!」


「ちょっとナツ!」


「だって私も寂しいんだもーん」


「加納学校来てなかったのか…通りで朝バスでも合わないわけだ」


「優莉ちゃんそんな学校休んで大丈夫なの?」


「まあ出席日数足りてれば大丈夫だと思いますよ?」


正直言って学校側には話を通してあるから問題ない、まあモデルやっていることを知ってるのは校長だけだけど、テストと学校行事は必ず出るということを守ればオッケーということになっている



ってナツたちには言えないけど、本気で心配してくれているのに言えないのは心苦しい


早く言えたらいいのになー…


ちょっとでも学校に行けるように鬼頭さんに相談してみよ!