「サボりたいの?」


ビクッ


うずくまっていたので
急に声をかけられて
体が少し驚いた。


「びっくりしたぁ…早瀬先輩、驚かさないでくださいよ。もう時間でした?…じゃあ行きますね。」



立ち上がって歩きだしたら


「あ!待って!ごめん嘘だからっ;」


「へっ?!」


「だからまだ時間大丈夫だよ」


「なんですかそれ、からかいに来たんですか?(笑)」




「サボりたそうな雰囲気だったから、ついね…」


え…?


先輩にはバレてるんだろうか


そんなことないよね
第一自分のことなんだし


でも、だったらなんで
私のところに来たんだろう?