次の日、文化祭2日目で一般公開も行われる。
そのため昨日よりも学校はとても賑わっていた。
俺は朝から当番でテツも俺の次に当番だから一緒に教室でだべっていた。
当番と言っても特別仕事はなく、ただ客が展示品を壊したりとかしないか見るくらいだ。
「おっ!なっちゃんと優莉ちゃん今から来るって!」
テツが携帯の画面を突きつけてきた
「おっし!じゃあ特別待遇しますか!」
「ラジャー!!」
昨日約束した特別待遇
これといって何が出来るわけでもないけど、できる限りのおもてなしということでテツと色々と考えた
まずは教室前で彼女たちを待ち、その間に教室内には誰も客がいないようにする、客が出払ったら貸切中にしてしばらく誰も入って来れないようにする
そして次にやって来た彼女たちに教室前でテツがアイマスクを渡す、そしてそれを付けたまま教室に入ってもらう。
「じゃあ教室入るよー!なっちゃんは俺が、優莉ちゃんは崇哉が中まで誘導するから安心してねー!」
テツの声が聞こえたところで俺は教室の扉を開け優莉をエスコートする
久しぶりに触れる優莉は目隠しされているせいで不安や緊張がよくわかる、だけと俺の方も手を繋いだだけで緊張してきた
まじで、中学生か!って感じ(笑)
教室の中心まで連れて行き部屋を真っ暗にさせたところでアイマスクを取ってもらう