「そう言えばさぁ、優莉ちゃんのクラスはなにやんの?」



「…知らね」



「なんだぁー…、なっちゃんに聞いても教えてくれなくてさぁー」



テツは優莉の友達の葛奈都が気に入っているみたいで、アタックしている


だから冬休みに遊びに行こうというのもなっちゃんが目当てだ


「なんで教えてくれないの?」


「んー?なんか当日までのお楽しみなんだって!」


「明日までお預け食らってんだ?」


「そう…」


しゅんとしてまるで本当にお預け食らっている犬みたいだ(笑)



「まあ、明日になれば分かるんだし楽しみにしてればいいじゃん」



「うん…、あ、お前も一緒に行くんだかんな?」


「俺!?いーよ、誰か他のやつ誘えって!」


なっちゃんのとこだったら必然的に優莉がいるわけで、ずっとちゃんと会ってなかったから気まずい…