テツの優しさなのかもうそれからはつっこんでこなくて、さっき失礼な態度をとった俺にいつもと変わらない感じで接してくれた
こんなにいい奴なのに…
俺の問題がいろいろとややこしいからテツには話せない、それに話したところでテツには解決できない問題だし、自分ででどうにかしないといけないことだ
だからその問題を解決できないでいる今、優莉にどうこう言える立場にはいないんだよ…
でもさっきテツに当たってしまったことを考えると理性の方が時間の問題かもしれないな
ほんとは割り込んで行きたかった、ただでさえ学年が違ってすれ違うことも珍しいのにあの佑くんという男と仲良さげに喋っているなんて、好きな相手だったら嫉妬しないわけがない…
心でそんなことを思いながらも、俺はクラメイトを並ばせて点呼をして先生に報告という代表の仕事をこなしていた