「……そ、そんなに怒らなくてもいいじゃない…、まあ、でも断ってくれたなら良かった!じゃあ私はおばさんの手伝いでもしてくるからタカタカも後でおいでよ?」



そういって部屋を出て行く



「はぁ…」


思わずため息がでる、この事さえなければ優莉と一緒に居れたのに、きっと今頃彼女は泣いているだろう、俺の思い違いじゃなければ彼女も俺と同じ気持ちだったはずなのに…



彼女の顔が見たい、笑った顔も照れた顔も怒った顔も拗ねた顔も、そして声も…



1人になったらなったで優莉のことを考えてしまう、それが虚しくて不本意ではあるが冨田の言うようにリビングに向かう




「あら、やっと出て来たのー?せっかくメグちゃん来てるんだから部屋になんかこもってないでよー、もう!」



リビングに入るとすぐに母さんと目が合い小言を言われる