「もしもし、もう来れそう?」


『はい、でも場所わかんなくて…』


「そっか、言ってなかったよな、迎えに行くよ、教室にいる?」


『そうです、いいんですか?』



「まあ、こうなったのも俺のせいだし(笑)」



それで優莉の教室まで迎えに行くことになった



この学校は学年が上がる毎に階が下にいって3年は2階、俺ら2年は3階、1年は4階になっている。そしてクラスの位置も学科によって決まっているのでどの学年も一緒の場所にある


そのシステムを優莉はまだ知らないので分からないのも当然だろう



電話を切り4階へ上がるがそこで大事なことに気づく…



俺、学科聞いてなくね?



なんか当たり前のように教室行くって言っちゃったけど、何階かとか分かってても何科か分かってないと意味ないやん!