えっちゃんたちと別れて私達も家へと向かう



「崇哉はあっちの道だよね?ここでバイバイだね…」


いくら地元が同じでも家は少し離れてるから、長くは2人でいられなかった



「ん、いいよ、送ってく…」


「え?、そんな悪いですよ!もう私の家すぐだし、崇哉疲れてるでしょ?」


私に合わせて早く起こしちゃったし、いっぱい歩き回ったから絶対疲れてるはずなのに…



「女の子送るのに理由なんていらないの!だから、黙って送られなさい」



ちょっと目をそらしながら強めの口調でいう、これは崇哉が照れているときにする行動だ


昼間だったら耳が赤くなっているのが見えるけど、もう日がくれてしまっているのでそこまでは確認できない


けど、絶対これ照れてるな(笑)



「何ニヤついてんだよ」


「んー、なんでもないですよー?崇哉、ありがとね?」


「別にー、そんな対したことじゃないし…」



見た目がちょっとキツそうな顔してるから、誤解されやすいけど崇哉はすごく優しい人


最近は前よりももっと優しくなった気がする



「ねえ、崇哉?」


「ん?」


「ちょっと聞きたい事あるんだけど聞いてもいい?」


「…………うん、いいよ」


崇哉は勘がいいようで私の言いたい事を察したみたい、顔が真面目になった

でも、これははっきりさせときたいことだから、ちゃんと聞かないと…