「じゃあ、2人の準備もできた事だし、向かいますか!」


崇哉の一言で出発することになった




遊園地へは電車を乗り継いで行かなければならないらしくて、私はあまり電車に乗ることがないので、みんなについて行った


前に電車乗った時は切符を買ってたけど、今はもうバスと同じカード一枚で電車も乗れるみたい…私ってどれだけ電車乗ってなかったんだよ(笑)



「この電車はどこで降りるの?」


「○○って駅で降りるよ、7つ目かな?」

えっちゃんかわかりやすく教えてくれたけど、なんの駅の次かとか、どういう駅名があるのか気になったので、みんなと離れて路線図の貼ってあるとこまで移動した


私が今乗っているのは○○線で地下鉄の種類は7つあるみたい

いったことない駅ばっかりだなぁ…



「おねえさん、1人?もしかして観光客?」


いきなり見知らぬ高校生たちが話しかけてきた


「俺らが案内してあげようか?」


こっちはなにも返してないのに一方的に話を進めてくる


どこからどう見て私を観光客と思ったんだろう…




「どこいきたいの?観光名所とかだったら○○駅かなぁ?」



「それか、お土産買いたいとか?」


下手に相手をしない方がいいと思って無視してたら


「ねぇ、聞いてる?」


顔を覗き込まれしっかりと目が合う



「無視とか僕らショックなんですけどー、せっかく親切に教えてあげようとしてるのに…」




はぁ…こりゃめんどくさいのに捕まってしまった…