「みんなお待たせしましたー」
そう言ってリビングに入って行った
「………りっちゃんキレー!!がっつりメイク初めて見たよ!いつもこれでいいのにー!」
「確かに、全然ケバくないしね」
ケバいって、けんちゃん…(笑)
みんなに好評みたいで良かった!
「ねね!記念にみんなで写真撮ろ?」
「お、いーねー!ナイス神田!」
「そうだね、恵理子も加納もしっかりオシャレしてるし」
「どこで撮る?キッチンのカンウターのとこだったらタイマーでやっていい感じに取れると思うよ?」
私の案でみんなキッチンの近くに移動してえっちゃんが携帯をセットする
並びはカメラにむかって右から、けんちゃん、えっちゃん、私で、崇哉
「じゃあ、タイマーセットするからねー!」
そういってばたばたと所定の位置に走るえっちゃん、その間にも携帯はピカピカと光っていてタイマーが進んでいる
最後にフラッシュが強い光で輝いてちょっとだけ懐かしい感覚だった…
「いい感じに撮れたよー!」
写真を見るとみんないい笑顔で素敵なショットだった、でもなんだか2組のカップルが並んで撮ってるみたいだなんてかってに思ったりして1人で照れた…////
「なんか今日、Wデートするみたいだね!」
私の気持ちを感じ取ったのかえっちゃんの発言にドキッとした
「先輩とりっちゃん、すごくお似合い!」
「やっぱそう思う?俺もそう思ってた!」
とけんちゃんまでもが真面目な顔して言ってくる
その言葉に対して私はどんな反応をしていいかが分からず、ただただ照れていた
「はははっ!りっちゃん顔真っ赤!!!」
「う、うるさい!だってそんな真面目に2人が言うからなんか照れるんだもん!」
さらに崇哉が
「じゃあ、今日はWデートってことで!」
といって肩を抱き寄せたから
もうゆでダコ状態
そんで、またえっちゃんにからかわれる、もう、誰か助けてください…;