10分くらいかな?
えっちゃんの今日の顔が完成した



「ヤバい!りっちゃん!!!」


「ど、どうしたの!?」


気に入らなかった?


「自分がすごく可愛く見えるんだけど!!ヤバいよ!」


「えっちゃんはもとが可愛いもん当たり前だよ」


「いや、これは化粧マジックだわ…りっちゃんほんとすごい!ありがと!もう今すぐけんちゃんに見せに行っていい?」


「どーぞ、どーぞ!気に入ってくれて良かったわ、私その間に化粧しちゃうからリビングで待ってて」


はーい!といって入った時とおんなじでばたばたと出て行った


相変わらずテンション高いなー(笑)


私も急いでメイクしよー


けど、どこまでの度合いでメイクするか悩む…

場合によってはいろいろな障害が出てきそうで怖い…でも、えっちゃんにがっつりメイクしてほしいと言われたし…



遊園地って人ごみだから大丈夫だよね?



悩んだ末、メイク道具をフル活用することにした



メイクが終わって再びまじまじと自分の顔を見ると、この顔は間違いなくあの頃の顔にそっくりで、気持ちまであの頃に引き戻されそうになった…


それと同時に嫌な思いでも蘇る



気分悪い……





コンコンっ!


ドアをノックする音にハッとして、慌てて返事をする

30分くらいだろうか?メイクを終えてからボーッとしてたみたい…



「優莉?準備終わった?」


「うん!もう行きます!」



もうとっくに準備は出来てたから急いで部屋を出た


そしたら目の前には崇哉がいて勢いよく出たもんだからぶつかりそうになった


「っと、ごめんなさい、ボーッとしてたら、時間過ぎちゃった…(笑)」



「いや、いいんだけど………キレイだね」


「///////…ありがとう…」


まじまじと顔をみられてそんなこと言われたら恥ずかしいじゃん…


てゆうか、先輩もいつ着替えたのかチノパンに、Vネックのトップスに半袖のシャツを羽織っててかっこいい////


遊ぶ時は大抵学校帰りとかで制服だから、私服で会うのはあまりないからとても新鮮だった




「でも…ちょっと顔色悪いけど大丈夫?」


「そうですか?全然元気ですよ?」


「…まあ、本人がそう言うならいいけど、無理してはしゃぎすぎんなよ?」


「はーい、分かってまーす」


確かにさっきまでは気分悪かったけど、崇哉の顔みたらもうなくなったよ