「まあ、俺らのことはもういいじゃん?お前ら準備あるんだろ?もうしてきたら?あと2時間もないぞ?」
「ほんとだー!準備しなきゃ!ヤバい、ヤバい!りっちゃん!服かして!」
「はいはい、じゃあ部屋にあるから行こ」
バタバタと私の部屋へ急ぐえっちゃんを追いかける私
「そんなに急がなくても…(笑)」
「だって、時間ないよ?お化粧もしなきゃだし!」
「そんな時間かかんないよ、化粧なんてすぐ終わるじゃん」
「私、化粧苦手なのよー…だから時間かかっちゃって…」
「そうなの?じゃあ、私やってあげようか?」
「え!?りっちゃん人に化粧できるの!?」
「うん、上手にできるかは定かではないけど、できるよ?」
何度か人に化粧したことはある
高校の友達とか
「じゃあ、やってほしい!!」
「わかった、じゃあ、先に服決めて?それに合わせた化粧するから!」
「やったー!服どれにしようかなー♪」
えっちゃんは鼻歌交じりに服を選びだした
さて、私も選ぼうかな!
「ところでさー…実際のところ、先輩とどうなの?」
「え…?…何もないけど?」
「絶対なんかあるでしょ!急に呼び方変わるとか何かなきゃ変わんないから!」
「それは…ただ崇哉が、先輩って名前じゃないし早瀬先輩は長いから名前呼び捨てでいいよって、てゆうか強制で呼び捨てで呼べってなったからだよ」
「ふーん…ほんとにそれだけ?」
「ほんとだってば!嘘偽りないよ、崇哉に聞けばわかることだし!名前で呼ばなきゃ返事しないくらいだったし!」
その後のことはいくらえっちゃんでも言えないけどこれくらいは言ってもいいでしょ、事実だし
「ふーん…まあ、とりあえずはそういう事にしといてあげるわ」
とりあえずかいっ!こりゃ全然私の話し信じてないし、納得してないな…