「中は普通でしょ?」

「だってまだ玄関だよ、じゃなくても、照明とか可愛いし、やっぱりおしゃれ!」

リビングもたいして変わんないけどなぁ

「ここはリビング?」

先輩の質問にうなづく

「入っていい?」

「どうそ」

『わぁ...』

みんなの言葉がここで止まった

たぶん期待してたのより普通すぎて

コメントに困っているんだろう

「...すげぇ!」

「っへ?」

「だから、すごいって言ってるの!」

興奮する先輩

「ほんとすごいよりっちゃん!モデルハウスみたい!」

ねー、けんちゃんと顔を見合わせ、同じく興奮してるえっちゃんとけんちゃん

「ほんとに?」

『うん!!』

みんなが力強く答えてくれた

「よかったぁ、気に入ってもらえて...ほんと言うと見せるの恥ずかしかったんですよ、自分でコーディネートした家だから、変って言われたらショックだし...でもみんなに褒めてもらえて嬉しいです!」

ぎゅうっ

「わっ、何?どうしたの?えっちゃん」

えっちゃんが急に抱きついてきた

「なんかりっちゃん可愛くて(笑)そんなことで悩んでたりっちゃん可愛すぎ!誰が見ても素敵な家だし!」

「嬉しい、...ありがと」