先輩のおかげてバスに間に合った
「はぁ、はぁ、走ったぁ、はぁ」
「ごめん、俺に付き合わせて走らせちゃったね」
「いえ、これに乗らなかったら遅刻しそうだったので、感謝です!」
「そう?そりゃ、どういたしまして」
あぁ、先輩の笑顔が輝いでるよ~
「あ、そうだ、先輩はなんでこんなに遅いんです?いつももっと早いのに...」
「あーっと、寝坊?(笑)」
そういわれれば先輩の髪はいつもセットしてあるのに今日はしてない、と言うよりは寝癖のままだ
「ふふっ、先輩、寝癖ついてますよ?」
「まじ?どこ?」
「右の方です」
「ここ?」
あー違う違う
「もうちょっと前のことです」
あー、おしい!
「先輩、ここですよ」
じれったくなって私は自分で先輩の寝癖を直してあげた
「これでよし!先輩、直りましたよ」
「あ、ありがと...」
やば、先輩が固まってる
まずったかな...
「先輩、髪触られるのダメでした?」