直ちゃんはすごく真剣な顔で美紀を見ていた。
そして、その口から衝撃発言。
「俺のお嫁さんになってよ。
結婚しよう。美紀ちゃん。」
その言葉の意味を飲み込むのに10秒は必要だった。
やっぱり固まるしかなくて、それは美紀の頭のキャパをはるかに超えている。
「約束したろ?俺が中学卒業する時。お嫁さんにするって。
まぁ、予定より少し早いけどな。美紀ちゃんも高校卒業するし問題ないだろ。」
直ちゃん。
覚えててくれたんだ。
「嫌?」
嫌なわけない!!
「直ちゃん!大好き!!!」
そうして美紀はまた直ちゃんの首に抱きついた。
「始めっから素直にそう言えよな。」
こんな幸せなクリスマス産まれて初めてだよ。