あっ。間違えた。
クリスマスプレゼント用に作ったんだった。
もう緊張で頭の中がごちゃごちゃだよぉ!!!
「食べていい?」
すでに包装を開け始めている直ちゃんに向かって無言で頷いた。
っていうか味見してないんだよね。
だって気持ちわるくて食べれる状況じゃなかったし。
結構大きな一口で食べる直ちゃんを見つめる。
どう?おいしい?大丈夫?
「…うまい。」
「うそ!本当に?」
「え?何?コレ美紀ちゃん作ったの?」
首が取れるんじゃないかと思うくらい思いっきり上下に振った。
「おばさんの味がする。」
「本当!?」
「…って美紀ちゃん味見してないの?」
あ…。バレちゃった。