え、
意味分かんない、てゆうか、もう、なんで
あたしの頭じゃ理解出来ない。
「鈍感だとは思ってたけど、ここまでだとただの馬鹿だな」
耳元で落ちた低い声は、何故か優しくて
「どんだけおまえにアプローチしてたと思ってんの?気付けよ普通」
何、言って、
「彼女とかいないし。いても今すぐ別れる。」
理不尽な、
「おまえが好き」
甘いコトバ。
もう、頭揺れる。
このまま、倒れそう。
夢?これ現実?からかわれてる?
あたしは佐山を見上げて、その困惑した瞳と直に視線が絡んで、その表情に多分、現実なんだって思う。だって、佐山それあたしの専売特許、
「…佐山、顔、赤い」
Fin