もう自分がどんな表情してるかなんて考えなかったけど、顔中の表情筋が痛い、痛すぎてまともに笑う事さえ出来ないから酷い顔はしてるんだと思う。 ああ、もう、終わった。 あたしは固まったみたいな佐山に「じゃ」と背を向けて廊下を歩いた。 何かとんでもない事を口走った割に、スッキリした胸の内。後悔と紙一重。 ぐっばい、青春。