「馬鹿!沖田さんも一緒に…ってもういねぇしぃいぃぃいぃい!?」



そう、沖田は走ってその場から逃げて行ったのだ。

この場に残ってるのは斎藤と桜子のみとなる。



「よし!斎藤さん!私達も逃げましょう」

桜子は斎藤の手を掴む、が……


「さぁくぅらぁこォ?」


時既に遅し。


「あはあはあはおはようございます土方さぁん」

冷や汗たっぷりの桜子。


「てめぇ、女中のクセになにサボってんだ?桜子ちゃんよォ」


ドスのきいた低い声でそう言う男性。

新撰組鬼の副長
土方歳三

俺様、我が儘、自分勝手
性格は最悪だが
かなりの美形。



「土方さん!違うんです!これは…「何が違うんだ?あ゙?」すいませんでしたぁあぁああ!!」


桜子を遮り言う土方に命の危険を感じとっさに謝る。




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