「それって、あたしの想いが報われたってことですよねっ?」
「わ、わかんねぇしっ」
「でも洵介先ぱい、あたしのこと気になってくれてたんですよねっ?」
「…………まあ」
キャーキャーキャー。あたしはさっきよりさらに強く抱きついた。
「おーラブラブじゃーん」
すると、勇斗先輩と大和先輩がニヤニヤしながらあたし達の元へ来た。
「先輩方!!あたし、やっとゴールインしましたぁっ」
「何がゴールインだっ。離せ、あほ」
そう言って強引に引き離されたあたしだった。
「真柚ちゃんの大告白、そこの廊下まで聞こえてたよー!」
「そこにいた生徒みんな覗き見してたしっ」