「はぁっ……はぁっ……」


全力疾走したかいがあり、自販機にいた洵介先ぱいを見つけることが出来た。



「し、洵介先ぱいっ!!」



外の熱気に耐えながら、洵介先ぱいの名前を呼んだ。洵介先ぱいはくるっとあたしの方を見た。


「ん、満川?」


「しっ、洵介先ぱいっ、そのままそこにいて聞ーてくださいっ!!」


あたしと洵介先ぱいには、6〜7メートル距離があった。そして、あたしは荒い呼吸を落ち着かせるために深呼吸をした。


「あたし洵介先ぱいが好きです!!大好きですっ!!誰よりも世界で1番大好きですっ!!」


「んなっ、おま……っ。そんなでっかい声で……」


予想通り、洵介先ぱいはあっという間に真っ赤っかになった。