「恩人?」

昭にぃは不思議そうな顔をする。

「そうっす。俺を無罪へと導いてくれたんです。」


あぁ、あの引ったくり事件か。


つかそんな真面目な顔しなくても…


「……茜…イイコトしたな!」



「えっ」

昭にぃは満面の笑みで
あたしの肩を叩く。


「あ、そーだ。お前ら二人付き合っちゃえよ☆」



……






…ん?


今なんて…