今俺と愛川は職員室
の前にいる。
約一時間ほど説教をされた
俺達は、やっと杉山に
解放された。
『はぁー…まじ今日ついてないなぁー…』
ぽつりと溜め息を
漏らしながら愛川が言った
なんだか今日の愛川は
おかしい、
授業中上の空だし
ずっと溜め息をついていた。
俺は愛川に聞いてみた
「お前今日変じゃね?顔も一段と不細工だぞ!」
あ"あ"ぁ"ーーーー
俺の馬鹿野郎!!!!
なんでいつもこんな聞き方
しちまうんだよ!
もっと優しく聞け
ねーのかよ!?
こんなんじゃいつもみたいに
口喧嘩になるだけだろ!?
そう心の中で叫んでいたら
愛川が、
『山口は好きな人いる?』
急にそんな事を言って
きた、
……は?急になんだよ!?
好きな奴!?
…っ……そんなん決まって
るし!
愛川、テメェーだよ!
なんて言えず。
「別に~お前は?」
と言うと
可愛く俺の方を見上げ
上目遣いで俺を見つめる
まぢ可愛いー…
そう思っていたら
愛川は頬を赤らめこう
言った。
『私ねっ……姫川が好きなの』
可愛いらしい笑顔を向け
秘密だよ?とつけたして
俺に言う
俺は頭を殴られたような
衝撃が走った、
そして
心臓を刃物で刺されたような
痛み