私は少し顔を"む"っとして

「ブスで悪かったわね!デカ男」
といいそっぽを向いた
私と山口はいつもこんな
感じ、

いわゆる喧嘩友達

私は基本男嫌いなのだが
(姫川を除いて)
山口は私のなかで
"天敵"と判断されているので
普通に話せる。



『うるせーちーび!いいから授業聞いてろ!』

また山口が言い返してきた
そして私の頭を掴み
教科書の方へと向ける


私は頭にある山口の手を
パシンと叩き払い

「頭触んな!ツンツン野郎!」


と言い返したとたん
山口が私の後ろを見て
顔が強張った

私は山口の顔を
見た後後ろに振り返ると


「あ"っ……」



私の顔も強張った。



『俺様の授業を聞かないなんて、いい度胸してんな?』


そう言いながら

整った眉毛をヒクヒク
させながら
私と山口を睨んでいる


数学担当教師


杉山 千裕

[すぎやま ちひろ]


24歳の若さにして
スラリと伸びた身長、
多分山口位はあると思う

髪の毛は短髪の茶髪

顔はとても色気のある
大人顔

そんでもって
女子生徒にとても人気

一見優しそうだが
顔に似合わない俺様


こんなやつが教師で
いいのか?

と、私が思っていた時


『山口、愛川、お前達放課後職員室こいよ?来なかったら…わかってんだろうな"…?』



『「……はい…」』

私と山口が声を揃えて言う

こえぇよ杉山先生…