けれどその後愛川は
とても切なそうな今にも
泣きだしそうな顔をして
『多分…失恋だけどね』
それを言われたとたん
俺の中で何かが切れた
俺はいつの間にか
愛川の手首を強く掴んで
近くにあった物置部屋
へと愛川を無理矢理入れ
部屋の鍵をしめた。
愛川がビックリした
顔をして
『ちょっ!?山口何やってんのっ!?』
そんなの聞こえない
ふりをして
俺は愛川の両手首を掴み
壁に押し付け、
そして…
キスをした。
初めは触れるだけの
キス
けれど、俺の中の
嫉妬心が強くなって…
姫川に愛川を盗られたくない…
そう思うとドンドン深く
していく
『ふっ…ァッ…やだ』
そう言い俺の胸板を叩く
けれど止められない俺
俺は愛川の両手を自分の
片手で掴みもう片方の手で
愛川の制服のボタンを
外してゆく
愛川の胸の裏に手をやり
ブラを外そうとした時
『ゥッ……ヒック……イャッ』
俺は顔を上げ
愛川の顔を見た瞬間心臓が
止まるかと思った。
愛川が…泣いていた。
その瞬間俺はやっと
我に返り愛川から手を
どけた
その瞬間
愛川は俺を思いっ切り
押し返し
物置部屋の鍵を開け
走って
でて言ってしまった。