「かわいくなったねェ。
でも化粧濃いなぁ。
お兄ちゃんはもっと
純粋な子が好きだなぁ。」


そう言って、

あたしをソファに押し倒す。

咄嗟にあたしは

こいつを殴って起き上がった。


「てめェになんか
好かれたくねェよ!!!!」


うめき声を上げて

立ち上がったこいつを

壁に押し当てた。


「てめェ今更何しに来た。
たったと帰れよ!!!」


「冷たいなぁ」


そう言って笑うこいつに

無性に腹が立った。