悠馬さんについていった先は、リュウの住んでるマンションと似ている高層マンション。


ホストってみんなこんなとこに住んでんの?


ガチャッ

「どうぞ」

「おじゃまします」

玄関のドアを開けられてすぐに目に入ったのは、きれいに片付けられた靴箱に写真が飾ってあったこと。



リュウと、悠馬さんと、あと1人・・・


パタン

その写真たてを悠馬さんがあたしに見えないように倒す。

「知りたい?でもこれはね、龍本人から聞かないと意味のないことだと思うから教えてあげられないよ」

ニコッと悠馬さんは笑う。


なにか、前にあったの・・・?




時々よぎる不安は、確信へ変わろうとしていた。