『病院ってどうかしたの?』
おでこを触り熱を計りながらママが聞いた。
『あー‥なんか綾乃さん‥
いやコーキのママさんがお母さんと病院行きなさいって。
笑ってた』
『笑ってた‥?
何か言われた?』
『うん、月経が遅れてるか聞かれて
遅れてるって言ったんだけど』
私の言葉を聞いた途端、ママが微笑む。
『なるほどね、もう分かってるでしょ?』
『いや‥私さ性病とかかな?』
心配だった。
性病が可笑しくて笑ったんじゃないかとか‥
『あはははは』
突然、お腹を押さえてママが笑い出した。
この頃、お淑やかさが無くなりつつあるみたい‥

