続・彼女が愛した温もり


-翌朝-

弥生のDear my loverを口ずさみながら
扉を開けた


世の中そんなに甘くない。
クラスの女子が一斉に睨む。

嫌われてるんだった私。

席について万里子がいない事に気づき
しんみりとした私に

『新庄さんおはよう』
『はよー』
『元気だった?』
三人の男の子たちが話しかけてきた。


『おはよう』
これで良かったのかな‥

『うわっ新庄さんが挨拶返してくれた!やった!』
挨拶だけでハイタッチして喜ばれるほど
以前の私って無愛想だったなんだ‥

久しぶりに同級生と話した会話は些細な事。
怖いので有名な先生に子供が産まれてデレデレだとか。