『本多さんっ!!喧嘩みたいですって』


休憩所へと消えた本多さんに聞こえるように、大声で叫んだ。

出来れば一人では行きたくない…けど今は二人しか交番にいない。

必然的に一人は留守番。


本多さん…あたし…留守番希望ですっ

だけど…あたしの思いは届かなかった。


「あぁっ!?一人で何とかしてこいっ」

『ま、マジですか…本多さん…』


マジなんですか…マジなんですね…

泣きそうです…


「あぁ…なんかされそうになったら、殴ってもいいから…怪我はさせるなよ…」


殴ってもいいのに怪我させるなとか…難しいですっ