パラパラと書類をめくる。

パトロールから帰ってきたばかりの本多さんは、休憩所へとお茶を汲むために行ってしまった。

相変わらず溜め息をつきながら。

ため息の原因はあたしですよね…すみません


「た、大変だよ…渚ちゃん…すぐそこの公園で…喧嘩だよ」


交番に息を切らせながら飛び込んできたおばちゃん。

名前は知らないけれど近所では人気者な人だったりする。


『ま、マジですか…おばちゃんっ!!』


喧嘩の仲裁なんかしたことないよ…

マジでどうしよ…