「誰かが支えてくれるのって嬉しいって思わない?」


思う。

おばさんや愛奈は、あたしを支えてくれてた。


「俺も…エンジェルの支えになりたい」


…いや、遠慮します。

女同士だったら、色々と話せるけど。


慧の手を振り払って、嫌そうにした。


「そこまで嫌がらなくても」


「下心ありそー」


「まぁ、ちょっとは。でも、本気だから」


…笑い事にして終わりにしようと思ったのに。


また真剣な顔で見てくる。


わかったってば。わかったよ。


頼ればいいんでしょ?