「ごちそうさま」


「じゃ、大学まで送ってく」


「…嫌」


携帯を持って、外に出るとおばさんがいた。


手紙を持って、苦笑いをしていた。


「これ…お母さんからだよ」


「…ありがとうございます」


手紙を受け取って、おばさんにもう一度お礼を言って、あのビルに向かった。


「エンジェル、大学…」


「その前に行きたいとこあるから。あんたも来る?」


「うん」


ビルの中へと入って、屋上へと走る。


壊れかけてる扉を勢いよく開けて、空を見上げる。


今日も綺麗…だ。