ピーンポーン。


「…誰だろ」


玄関へと走って、扉を開けた。


目の前には…元カレの鷹崎真哉がいた。


「…よっ」


「…何?」


「ちょっと話したいなって」


髪は前よりちょっと短かった。


そして、前は黒髪だったのに茶髪になっていた。


「ごめん、お客さんが来てるから」


「客…って男?」


「関係…ないでしょ」


俯いてしまう。

顔を見ることができない。


罪悪感でいっぱいになってくる。


どうして?

もう別れたのに、罪悪感なんて…どうしてだろう。