「よーし、着いた!」


遊園地の駐車場に着くと、つまんなそうに歩くあたしの手をつかんで走る。


「ちょっと、子供みたいにはしゃぐとか…やめてよ」


「いいじゃん、子供サイコー」


バカじゃん。
ていうか、手離してよ。


「手繋いでないと、逃げるじゃん」


当たり前でしょ。
誰でも逃げるっつーの。

イライラしながら、歩いていると…慧があたしの脚を触ってきた。


「ちょっ、ちょっと!」


「エンジェル、肌綺麗」


撫でるように触ってくる慧。

この……エロ親父ィィ!


脚をおもいっきり蹴りまくった。