「…あれ?何、あの男…」


愛奈が外を見てあたしの服を引っ張った。


「誰…?」


あたしも窓を開けて見てみると…昨日の男。

エンジェルとか名前つけてきた男。


「千亜、カッコイイね」


「え…あ、うん」


あたしに気づいて手を振ってくる。

どうして知ってんのよ。
あたし、教えてないよね?


窓をバチッと閉めて、外へと走った。


「ちょっと」


「あ、エンジェル」


「何で知ってるのよ」


もしかして、ストーカー?
ありえる。この男、怪しい。