「千亜、どんな男がタイプ?」


「静かな男」


「…俺も今から…」


本当にうざいなぁ。
椿の足を蹴ると、痛がってあたしに抱き着いてきた。


「ちょっとっ」


「う~…カワイイ」


「バッカじゃないの?」


さっきよりも強めに蹴ってやった。


最悪、最低。


愛奈もおもしろがって、椿の髪の毛をぐしゃぐしゃにしたりして遊んでいた。